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■新春・恋の辻占 日本の占う菓子・寿ぐ菓子についてのお話し会 ■語り手 なかまちやすこ 郷土の食文化と菓子、行事食、占い文化を研究。 著書に、『辻占の文化史—文字化の進展から見た呪術的心性と遊戯性』2015年 ミネルヴァ書房がある。中日新聞東海地方版に、コラム「暮らしと占いおまじない」を一年間連載。(2017~2018年) ■内容 加賀地方で新年に楽しまれている占い菓子、「辻占」。江戸時代から継承されてきた辻占菓子の背景や、占い紙片の内容、新年と占いの関係、その他の正月菓子についても紹介します。 そもそも「辻占」とは何でしょう?占い菓子って他にもあるの?石川県をはじめとする講師のこれまでフィールドワークの成果からお話します。 ご希望の方には、参加費内で「歌占カード」(和歌で占うカードセッション)もいたします。 当日は、鶴来の和菓子屋「むらもと」さんの辻占をご用意。 参加のみなさんで、辻占を三つ開いて今年の運気も占いましょう。 開運、招福、恋の辻占。 ご来場を心よりお待ちしております。
加賀地方で新年に楽しまれている占い菓子、「辻占」。 江戸時代から継承されてきた辻占菓子の歴史的背景や、占い紙片の内容、新年と占いの関係、他地域の正月菓子について、 本来は大人の粋な菓子であった辻占にふさわしい空間の料亭「小六庵」さんで楽しくお話しします。 そもそも「辻占」とは何でしょう?占い菓子って他にもあるの? 小松市、金沢市、白山市をはじめとする、講師のこれまでの全国でのフィールドワークの成果から、わかりやすく解説したいと思っています。 古代に夕刻の辻で偶然の言葉を聞き、吉凶を占うものだった辻占は、近世後期に紙面に展開する豊かな占い文句になって展開し、庶民に愛されました。 辻占の一枚刷りから辻占煎餅、双六、かるたに辻占都々逸。 欧米で人気のフォーチュンクッキーの起源となった辻占煎餅は、現代では参道の縁起菓子として享受されています。 当日には小松市今江町の長池製菓さんの辻占をご用意しています。 三つ取って、今年の運気も占ってみませんか? ご来場を心よりお待ちしております。